朝起きたら腰が痛い。
動いたら楽になるのに・・・
と悩んでいませんか?
朝起きた時に腰痛に悩まされている方は多いですが、不思議なことに動き始めると次第に楽になるケースがよくあるんですよね。
これには、筋膜の状態が大きく関係している可能性があります。
特に、胸腰筋膜や浅筋膜という部分が腰痛に影響を与えているかも知れません。

この記事では動くと楽になる不思議を解明していきます!
後半ではセルフチェックや対処法も紹介しているので、最後まで読んでみてくださいね!
腰痛に関係の深い筋膜とは?

まず簡単に筋膜の復習をしよう!
筋膜は、筋肉や内臓を包む薄い結合組織で、全身を網のように覆っています。

これにより、体の各部位が連携してスムーズに動くことができます。
しかし、筋膜が硬くなるとその連携が妨げられ、特定の部分に負担がかかることがあります。
その結果、筋肉や関節に痛みが生じることがあります。
その中でも腰痛に関係の深い2つを解説していきます!
腰痛といえば「胸腰筋膜」
胸腰筋膜は、背中の広範囲にわたって存在し、特に腰部をサポートする重要な筋膜です。

この筋膜は、胸椎から腰椎にかけて広がる分厚い筋膜で、肩からお尻まで繋がっています。
胸腰筋膜は姿勢を安定させるだけでなく、ほとんどの体の動きに関係しています。
朝の腰痛の原因として、この胸腰筋膜が硬くなっている可能性があります。
慢性的な腰痛に多い「浅筋膜」
浅筋膜は、体の表面近くに位置する筋膜で、皮膚のすぐ下にあります。

この浅筋膜は脂肪の間に存在し、血管やリンパ、自律神経の80%が通っているため、体の循環や調節に重要な役割を果たしています。
この浅筋膜は慢性的に筋膜が硬い人ほど硬くなる傾向にあります。
ではこの2つが朝の腰痛にどう関係するのかを詳しくみてきましょう!
朝に動くと腰痛が楽になる理由
この理由はシンプルで、動くことで筋膜がほぐれ柔軟性を取り戻すからです。

え、それだけ?
それだけなのですが、そこに先程の胸腰筋膜と浅筋膜が関係してきます!
寝ている時は基本、身体は真っ直ぐになっていますよね。

この状態だと、肩からお尻を繋いでいる胸腰筋膜は縮んだ状態です。
このまま数時間経過すれば、身体が曲がりにくくなるのは想像できますよね。
ただ筋膜が正常な場合は特に問題になりません。
肩からお尻にかけての筋膜に硬さがあると、長時間の同じ姿勢によって硬さが生まれやすいんです。
これは筋膜が滑るという性質が関係してくるんです。
また、もう一つの浅筋膜には血管や神経が多く通っています。
寝ている時は背中や腰はずっと圧迫されている状態ですよね。
この時に浅筋膜が硬いと余計に血行不良が生じます。
それが朝の痛みの原因になっていることも多いんです。
マットレスや寝具を変えても痛みが変わらないという人は、身体を変えていく必要があるかもしれませんね!
筋膜が硬くなる要因
筋膜が硬くなる要因は複数あります。
例えば、以下のような要因が筋膜の硬化を引き起こす可能性があります。
① 使いすぎ(過剰な運動や重労働)
② 動かなさすぎ(デスクワークや長時間同じ姿勢)
③ 過去のけがや骨折
④ ギプス固定や長期の安静
⑤ 内臓の不調
⑥ 不良姿勢

詳しく知りたい人はこれも読んでみて!
朝に腰が痛くなる人のセルフチェック&対処法
では自分でできるチェック方法と対処法を紹介していきます!
胸腰筋膜のチェック方法と対処法
まず胸腰筋膜については、背中を丸くできるかどうかチェックしてみましょう!

膝と顔がくっつくくらいが正常です。

意外とできない人が多いよ!
くっつかない人は背中から腰のどこかに筋膜の滑りが悪い部分があるかもしれません。
硬さがあった人は、ゆっくり丸めるようにストレッチをしてみましょう!
1分くらい持続するのが筋膜を緩めるのに効果があると言われています。

痛みがあるまでやらないこと
浅筋膜のチェック方法と対処法
浅筋膜は「つまめるかどうか」です。
腰から背中の皮膚を摘んでみましょう!

この時に硬くてつまめなかったり、痛みがある人は浅筋膜が硬い可能性があります。
硬い人は少しずつ柔らかくなるように、つまんでみましょう!
だんだん柔らかくなると掴めてきますよ。
まとめ
朝の腰痛が動くと楽になる理由の背後には、特に胸腰筋膜と浅筋膜の硬さが関わっている可能性があります。
胸腰筋膜が硬くなると、腰が曲げづらくなり起きた時に腰痛を引き起こします。
浅筋膜が硬くなると、血行が悪くなり痛みが引き起こされることもあるんです。
これらは体を動かすことでほぐれるので、痛みが軽減するんですね。

スッキリとした目覚めのために、柔らかくしていこう!
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