食いしばりがなかなか治らないと悩んでいませんか?
「歯医者で診てもらうと歯がすり減っているみたい」
「歯ぎしりがうるさいと家族に言われた」
こんな悩みの人に向けた記事です!
ほっぺのマッサージが良いと書いているから続けてみたり、マウスピースを使ってみるも変わらず・・・
無意識に食いしばっちゃうからどうしようもないんですよね・・・
実は食いしばりの原因は頭や首にあることが多いんです。
セルフチェックしてみると、あなたの食いしばりの対処方法が見つかるかもしれません!
食いしばりはクセになりやすいので始めるなら早いほうが良いです。
さっそく解説していきますよー!
食いしばりが長期間続いている場合や、顎の痛みが強い場合は専門家の診察を受けることも検討しましょう!
食いしばりのメカニズム
食いしばりは、日常生活の中で意識せずに歯を強く噛み締めてしまう状態を指します。
特にストレスや緊張、精神的なプレッシャーを受けた時に無意識に発生しやすいと言われています。
癖になると寝ている時や普段から食いしばる場面が多くなってしまうんです。
食いしばりの筋膜リリースをしていく上で仕組みを簡単に理解しておきましょう!
食いしばりに関わる筋肉
頬のあたりにある咬筋という筋肉がものを噛むときに大きな役割を果たします。
この咬筋が硬くなっていると、食いしばりが発生しやすい状態になります。
普段、咬筋は顎の動きを支えながら食べ物を咀嚼するために働いています。
しかし精神的ストレスがかかることがあると過度に収縮してしまうことがあります。
そうすると無意識でも顎が緊張し、食いしばりを繰り返すことになります。
なのでよくほっぺのマッサージを指導することが多いよ
しかし多くの人はほっぺのマッサージでは変わりません。
その理由が筋膜との繋がりにあるんです!
食いしばりに関係する筋膜
食いしばりのメインの原因となる咬筋ですが、筋膜的に引っ張られて影響しやすいのは頭と首です!
今回はその2つをメインに見ていきましょう!
頭の筋膜と食いしばりの関係
こめかみ部分には側頭筋という筋肉があり、これも咬筋とともに噛む動作に関わっています。
ちょうど、こめかみの部分にある筋肉です。
ちなみに米を噛むときに動くからこめかみ(米噛み)らしい
側頭筋は自体は噛む力は弱いのですが、筋膜を通じて咬筋に繋がっています。
つまり側頭筋が硬くなると咬筋を引っ張ってしまい、食いしばりの原因にもなるんですね!
首の筋膜と食いしばりの関係
首の前側には胸鎖乳突筋という筋肉があります。
首を回した時に縦に長く出てくる筋肉です。
この筋肉は耳の後ろまで付いており、筋膜を通じて咬筋を引っ張ってしまいます。
この筋肉が硬くなると頭が前に出るようになってしまい、他にもさまざまな症状を引き起こします。
フォワードヘッドと呼ばれているよ!
食いしばりが及ぼす影響
食いしばることで「歯ぎしり」「歯のすり減り」などがメインで生じます。
ですが、筋膜の繋がりで説明したように頭や首の方まで咬筋が影響しています。
そのため、食いしばりによっていろんな身体の不調が出てくるんです。
よくある不調はこんな感じ!
・頭痛
・肩こり
・耳鳴り
・めまい
・首の痛み
・四十肩・五十肩
このようにいろんな症状に影響するんですよね・・・
なのでたかが食いしばりと侮ってはいけません。
早めの対処が大事なので、筋膜リリース方法をさっそく紹介していきます!
食いしばりを改善するための筋膜リリース法
食いしばりを楽にするために今回は2ヶ所の筋膜リリースを紹介していきます!
自分がよく使うポイントを紹介するよ!
筋膜リリースの詳しいやり方は以下の記事も参考にしてくださいね!
食いしばりの筋膜リリース①「側頭筋」
まずはこめかみにある側頭筋のリリースをしていきましょう!
場所の探し方は、軽く噛んだ時に目の横でぽこっとなる部分を探してください。
見つけたら軽く圧をかけて滑らせていきます。
上下左右に動かしてみて、硬くて痛いところを探していきましょう!
薄い筋肉なので強い圧は禁物だよ!
5分を目安にほぐしてみましょう!
反応が良さそうであれば、翌日以降も続けていきます!
食いしばりの筋膜リリース②「胸鎖乳突筋」
次に狙うのは胸鎖乳突筋です!
ここが影響している人が結構多いよ
探し方は、まず耳の下あたりの首を触ってみましょう!
そのまま首を左右に捻ってみるとぽこっと出てくる筋肉があります。
それが胸鎖乳突筋です!
難しい人は仰向けに寝て、頭を持ち上げてみるとわかりやすいですよ!
見つけたら喉仏の高さまで下がっていきましょう!
女性はわかりづらかったら首の中間くらいを目安にしよう
見つけたらまた軽く圧をかけて滑らせていきます。
ただし、胸鎖乳突筋は2股になっているんです!
なので、前が硬いこともあったり後ろが硬いこともあります。
また2つの間が硬いこともあるので溝に沿って縦に動かしてみるのもOKです。
難しいので根気よく触ってみて硬いところを探してみてください。
食いしばりの筋膜リリースの効果
これらの筋膜リリースをすることで、食いしばりだけでなく、頭痛や肩こり、首の痛みなども改善することが期待できます。
また筋膜が柔らかくなることで、体全体のバランスが改善され、自然に良い姿勢が取りやすくなります。
その結果、無意識の食いしばりや顎の緊張が減少し、日常生活の中での不快感が軽減される効果も期待できるんです!
まとめ
食いしばりの原因は、ほっぺたにある咬筋の硬さだけでなく、首や頭周りの筋膜が影響していることが多いです。
筋膜リリースを行うことで、これらの筋肉や筋膜の硬さを解消し、根本的に食いしばりが楽になる可能性があります。
正しい方法で筋膜リリースを行い、継続的にケアしていくことで、痛みや不快感の軽減を目指しましょう。
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